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民泊とゲストハウスの違いとは?それぞれの運営に向いている人の特徴

  • 2024年10月30日

宿泊業界にはホテルや旅館、民宿などさまざまな形態があります。中でも近年注目を浴びている民泊ですが、似たような宿泊形態としてゲストハウスがよく挙げられます。

しかし、両者の具体的な違いを理解している人は少ないでしょう。そこで今回は、民泊とゲストハウスの違いを解説します。

それぞれの魅力や運営に向いている人の特徴も取り上げているので、運営に興味のある人はぜひ参考にしてみてください。

民泊とゲストハウスの定義

まずは、民泊とゲストハウスの定義について理解しましょう。似たようなイメージを持つかもしれませんが、それぞれの定義は異なります。

民泊

民泊とは、一般の住宅や空き部屋を宿泊施設として提供する形態です。インバウンド需要が回復してきている中、ホテルや旅館に次ぐ宿泊スタイルとして外国人にも人気です。

また、日本に増えている空き家の活用方法のひとつとしても注目されています。ホテルなどとは違って、自宅の使っていない部屋を民泊として貸し出したり物件を丸ごと貸し切りにできたりするのが民泊の特徴です。

ゲストハウス

ゲストハウスはホステルと似たような形態で、他のゲストと相部屋になることが多く、キッチンやシャワールームなども共有で使います。

アットホームな雰囲気で、ゲスト同士やスタッフとの交流が深まりやすいのが魅力です。素泊まりが基本で、リーズナブルな値段で宿泊できることから、バックパッカーや若い世代に利用者が多いです。

民泊とゲストハウスの違い

では、民泊とゲストハウスの具体的な違いについて解説します。法律による違いや利用者層も異なるため、それぞれの違いについて知っておきましょう。

法律による分類

民泊は以下の3つの運営形態に分けられ、いずれかの制度で申請や届出を行います。

  • 民泊新法
  • 旅館業
  • 特区民泊

一般的には民泊新法で届出をして運営を始めるケースが多く、届出をするだけなので始めやすいのが特徴です。

また、申請のハードルは高くなりますが、旅館業や特区民泊で申請をすることも可能です。ゲストハウスは、旅館業の旅館・ホテルか簡易宿所営業に分類されます。

営業日数

民泊新法では、稼働できる日数が年間で180日以内と決められています。そのため、民泊新法で民泊を行う場合は、180日ルールがデメリットと感じる方も多いでしょう。

しかし、特区民泊や旅館業は営業日数の制限がないため、1年を通して稼働日数をできるだけ上げたい場合は、旅館業などで申請をする方法もあります。ゲストハウスは旅館業に当てはまるので、180日ルールに縛られずに営業できます。

運営スタイル

民泊は家の一室やマンション、一軒家など、さまざまなタイプの家に泊まれるのが大きな特徴です。特に一棟貸しスタイルの家が多く、海辺に近いビーチハウスやスキー場周辺のログハウスなど、別荘のような物件にも泊まれます。

一方、ゲストハウスはドミトリーと呼ばれる相部屋があるのが特徴です。また、キッチンやリビングなどのスペースも他のゲストとシェアします。

宿泊者のニーズ

宿泊者のニーズも少しずつ異なります。例えば、一軒家を貸し切りできる民泊はプライバシーを重視する宿泊者に人気があり、家族連れやグループで泊まりたいゲストに人気です。

ゲストハウスは、共有スペースが多いことからゲスト同士での会話が生まれやすく、他の旅行者と交流したい人が多く泊まります。

また、民泊は値段に幅がありますが、ゲストハウスは比較的リーズナブルな料金で泊まれるため、バックパッカーの利用も多いです。

初期費用

民泊は、新しい物件を購入するのであれば初期費用は高くなりますが、自宅の一部を貸し出したり賃貸物件で始めたりする場合は、初期費用は比較的少なくて済みます。

また、空き家や中古物件を改装する際は、家の状態に応じてリフォームやリノベーションのコストが高くなることもあるので注意が必要です。

ゲストハウスはドミトリーの部屋を複数用意する必要があるため、初期費用は高額になる傾向があります。キッチンや共有スペースなど、内装もゲストハウス向けにするほか、用意するベッドの数も多いので、まとまった費用が必要になることを頭に入れておきましょう。

共通点もある

民泊とゲストハウスのそれぞれ異なる特徴を説明しましたが、共通点もいくつかあります。

1つ目は、開業するにあたって特別な資格がいらないことです。必要な手続きを行って届出もしくは申請をすれば始められるので、開業するハードルは比較的低いと言えるでしょう。

2つ目の共通点は、運営を続けていくうえで代行会社に業務を委託できることです。特に民泊は、家主不在型の場合は住宅宿泊管理業者に委託するのが義務付けられています。

代行会社はチェックインやメッセージ対応、予約管理などプランや会社によってさまざまな業務を依頼できます。

委託費用はかかりますが、運営を効率化できるのがメリットです。

民泊とゲストハウスそれぞれの魅力

宿泊施設の運営では、物件や宿泊スタイルの魅力をいかに活かせるかが大切です。ここでは、他の宿泊とは異なる民泊とゲストハウスの魅力を解説していきます。

民泊の魅力

民泊の最大の魅力は、ユニークな宿泊体験ができることです。庭園付きの日本家屋やロッジ、おしゃれなヴィラなど、ゲストは目的や値段に合わせて多種多様な物件を探せます。

ヨーロッパではお城に泊まれたりするなど、個性的な施設も多いです。

また、バーベキューができる物件やサウナが付いている家、大きいスクリーンで映画が楽しめる家など、工夫次第で他の物件との差別化もできます。

ゲストハウスの魅力

ゲストハウスは、宿泊者同士の交流を楽しめるのが魅力です。ドミトリーやキッチンなど、他の宿泊者と顔を合わせることが多いので自然と会話が生まれやすく、旅行者同士の出会いや旅の思い出のひとつになります。

中には、市内の無料ツアーや宿泊者同士の交流会、映画鑑賞といったイベントを実施しているところもたくさんあります。

地域の観光地を回って文化を知ったりゲスト同士で仲良くなったりできるのは、ゲストハウスならではの魅力と言えるでしょう。

民泊とゲストハウスどっちを運営するべき?

宿泊業界のビジネスに興味はあるけれど、どちらを運営するべきか迷ってしまう方もいるでしょう。ここでは、民泊とゲストハウスの運営に向いている人の特徴をそれぞれ紹介します。

民泊の運営に向いている人

少ない初期費用で始めたい人には、民泊が向いています。民泊は使っていない空き部屋や賃貸物件でもできるため、物件を購入しなくても事業が始められるのがメリットです。

また、民泊新法ができたことで参入のハードルが低くなったこともあり、旅館業や特区民泊に比べると低リスクで始められます。初期費用をなるべくおさえたい人や使用していない部屋がある人は、民泊を始めてみるのがおすすめです。

ゲストハウスの運営に向いている人

営業日数に縛られずにビジネスを行いたい人には、ゲストハウスが向いています。ゲストハウスは旅館業として申請をするため、許可が降りれば1年を通してフルで稼働できるようになります。

物件や家具・アメニティの購入コストもかかるので、まとまった資金があるかどうかも大切なポイントです。また、ホテルとは違ったアットホームな雰囲気でゲストとの会話を楽しめる人にもおすすめです。

まとめ

民泊とゲストハウスは、制度や運営スタイル、営業日数などの違いがあります。ローカルな雰囲気を味わいながら個性的な物件に泊まれるのが民泊の魅力で、ゲストハウスは泊まっているゲスト同士の交流が楽しめるのが大きな特徴です。

これからビジネスを始めたい人や物件の場所を探している人は、土地の魅力を生かして需要やニーズに応えられるかどうかも考慮しながら計画を立てていきましょう。

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