
【北区編】賃貸物件で民泊をする際の相場と物件の探し方
北区は都心部の主要駅へのアクセスが良いほか、公園も多く緑を感じられるエリアです。買い物スポットも充実しており、飲み屋街も多いので飲み歩きなども楽しめます。
そこで今回は、北区の家賃の相場や平均稼働率などの民泊市場のデータをご紹介します。物件選びや料金設定にぜひ活用してみてください。
CONTENTS
賃貸物件で民泊はできるのか
賃貸物件での民泊は転貸とみなされるため、オーナーからの転貸許可が必要です。
許可なしに運営すると契約違反となり、運営ができなくなる可能性もあるので気を付けましょう。物件を探す際には、オーナーに転貸と民泊の運営も可能かどうかを確認することが大切です。
また、近年は民泊ができる賃貸物件を探せるサイトが増えてきているため、民泊可能物件から探してみるのもおすすめです。
転貸と民泊について詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。
北区で民泊を始める際に知っておきたいこと
北区で民泊を始めたい人は、以下の2点について知っておきましょう。
- 上乗せ条例
- 届出の手順
地域の条例や届出の方法については、あらかじめ把握しておくことで準備がスムーズに進みます。
上乗せ条例
北区では民泊に関する上乗せ条例がなく、他の地域と比べて民泊を始めやすい環境になっています。届出の前には、保健所で事前相談を行う必要があるため、相談予約を忘れないようにしましょう。
また、簡易書留の料金は届出件数によって変わります。
届出件数が1〜3件 | 620円 |
届出件数が4〜10件 | 670円 |
届出件数が11件以上 | 860円 |
切手料金が不足しないように気を付けましょう。
届出の手順
北区で民泊を始める際には、民泊新法での届出を行います。
まずは、物件が居住要件や設備要件を満たしているかを確認しましょう。制限区域に当てはまらないか、マンションの管理規約や転貸に関する契約確認も必須です。
必要な書類を集めて届出が完了すれば、標識を受け取って運営が開始できます。運営開始後も定期的に報告を行う必要があるため、しっかりとした管理体制を整えることが大切です。
詳しい届出の方法については、北区のHPをご確認ください。また、こちらの記事でも必要書類について解説しています。
関連記事:転貸物件で民泊をするときに必要な手続きや運営のポイント
北区の賃貸相場
北区の賃貸物件の家賃相場は、ワンルームでおよそ7万円からとなっています。
ワンルーム | 7万円 |
1K | 8.3万円 |
1DK | 9.9万円 |
1LDK | 13.1万円 |
主な主要駅の家賃相場は、以下の通りです。
赤羽駅 | ワンルーム:7.9万円1K:9万円 |
田端駅 | ワンルーム:7.7万円1K:9.3万円 |
王子駅 | ワンルーム:7.7万円1K:8.8万円 |
東十条駅 | ワンルーム:7.3万円1K:8.4万円 |
志茂駅 | ワンルーム:7万円1K:8.1万円 |
赤羽駅は北区を代表する繁華街がありますが、少し駅から歩くと公園があり自然を感じられます。
田端駅や王子駅、志茂駅などは治安も良く住みやすいエリアです。
まずは民泊を始めたいエリアを決めてから、物件を探すのもおすすめです。
北区の民泊市場
北区の民泊の稼働率は70%で、宿泊単価は2万円を超えています。
(データ元:AirDNA)
平均稼働率 | 平均宿泊単価 | 物件数 |
70% | 21,300円 | 490 |
物件は区全体に広がっていますが、特に十条駅や赤羽駅、田端駅の周辺に物件が多いです。
赤羽駅は新宿駅や東京駅までも15分で行けるため、ビジネスや観光で滞在するには非常に便利なエリアです。
北区は宿泊単価の変動が月によって大きいため、細かな金額調整が必要になるでしょう。競合物件の稼働率やインバウンドの需要なども踏まえて、料金を決めることが重要になります。
北区の民泊可能な賃貸物件の探し方
北区で民泊ができる賃貸物件を探す際は、不動産サイトや民泊専用のプラットフォームを活用できます。
不動産サイトで気になった物件があれば、直接問い合わせて民泊ができるか確認してみましょう。
ただ、賃貸物件は民泊NGなところも多いため、効率良く物件探しをしたい場合は民泊ができる物件を紹介しているサイトの利用がおすすめです。
また、地元の不動産業者に相談して物件の紹介を依頼すると、民泊に適した物件を紹介してくれる可能性があります。
物件の探し方については、こちらの記事を参考にしてみてください。
関連記事:民泊の許可申請のやり方を解説!事前の確認事項と必要書類は?
まとめ
北区は、23区の中で家賃が低いエリアのひとつです。
上乗せ条例もなく、赤羽駅や田端駅といった主要エリアへのアクセスが良い駅もあるので、民泊をするのに適した街です。
好立地で家賃が安い物件を見つけて稼働率が上がれば、高い収益を確保することもできるため、今回ご紹介した平均宿泊単価なども参考にしてみてください。
本記事のポイントを踏まえて、北区での民泊事業の成功に向けた準備を進めていきましょう。