民泊物件の探し方と後悔しないためにおさえておきたいポイント
民泊を始める前に、まずは物件探しで悩んでいる方はいませんか?物件を探すときは、探し方や家を選ぶポイントを知っておくことが大切です。
そこで今回は、民泊物件の探し方やおさえておくべきポイントを紹介します。これから民泊を始める方は是非参考にしてみてください。
民泊ができる物件とは?
民泊用の建物は、民泊ができる条件を満たしていることが重要です。
以上の4つが設けられていなければなりません。
地域の条例や法律に従って適切な手続きを行い、民泊新法に基づいて一定の条件を満たした物件のみが民泊として運営できます。まずは、民泊の物件を選ぶ前に法的要件について確認しましょう。
民泊物件の探し方
民泊に最適な物件を探す際には、いくつかの方法から自分にあった条件のものを見つけることが重要です。通常の不動産会社だけでなく、ポータルサイトなども合わせて比較していくといいでしょう。
不動産ポータルサイトを使う
不動産ポータルサイトを利用して、自分の希望に合った民泊物件を効率的に探しましょう。サイトでは、全国各地の物件情報が豊富に掲載されています。
また、価格帯や立地、間取り、築年数などの条件を指定できるので、細かい絞り込み検索ができます。地図検索機能も提供されているため、物件の周辺環境やアクセスの良さを確認しておくことも大切です。
民泊運営代行業者や民泊仲介業者に当たる
民泊運営代行業者や民泊仲介業者に相談するのもおすすめの方法です。民泊に特化している業者の目線から、物件探しのアドバイスをくれたり運営サポートまでをスムーズに進めてくれたりします。
物件の選定だけでなく、運営に必要な許可取得やインテリアコーディネート、清掃サービスの手配など、運営に関するトータルサポートをしてくれるのも魅力です。
民泊物件専門ポータルサイトを使う
民泊物件専門のポータルサイトを利用するのもひとつの方法です。民泊に特化した物件情報を集約しており、一般的な不動産ポータルサイトでは見つけにくい物件も多く掲載されています。
民泊物件専門ポータルサイトは、検索機能が充実しているのが大きな利点です。地域や価格帯、物件の種類など、細かい条件で絞り込むことができるため、自分のニーズに合った物件を効率的に見つけることができます。
「届出住宅一覧」を参照する
民泊物件を探す際に、自治体が提供する「届出住宅一覧」を参照するのもおすすめです。「届出住宅一覧」とは、各自治体が民泊運営を許可した物件のリストを公開しているものです。
自治体の公式ウェブサイトや自治体の窓口で閲覧が可能で、アパートやマンションが記載されている際は同じ建物内で空き部屋がないか問い合わせることもできます。
物件の所在地や物件の種類、許可の有効期間などが詳細に記載されているため、安心して民泊運営を始めるための基礎情報を得ることが可能です。
空き家を探す
「空き家バンク」を利用して、地方や郊外の多くに存在する空き家を探すこともできます。空き家バンクは、自治体が運営する空き家情報をデータベースから簡単に検索できるものです。
他にも、不動産会社や地元の不動産業者に相談することもおすすめです。空き家をリノベーションすることで独自の魅力を持つ民泊物件にするだけでなく、空き家問題の解消にも繋がります。
民泊物件を探す前に決めること
物件を探す前に、まずは以下の2点について決めておくと希望の家を探しやすくなります。
ここでは、それぞれのメリットとデメリットを解説していきます。
購入か賃貸か
家を購入したいか賃貸物件で民泊を行いたいかを考えてみましょう。
購入
家の購入は、物件の所有権を持つことができるのがメリットです。観光地や人気エリアに位置する物件であれば、将来的な資産価値の上昇で投資としての価値が見込めるでしょう。物件の改装やインテリアの変更など、自分の好みに合わせて自由にカスタマイズできるのも魅力です。
一方で、初期費用が高額になり、長期的なローン返済になるのがデメリットです。また、物件の維持費や修繕費、固定資産税などのランニングコストも考慮しなければなりません。
賃貸
賃貸契約であれば、初期費用をおさえて民泊を始められるのがメリットです。家を買う場合に比べて物件の維持費や修繕費、固定資産税といったコストの負担が少なくなります。
また、賃貸契約期間が終了すると簡単に他の物件に移ることができるため、柔軟な運営ができるのも魅力です。
一方で、民泊運営をオーナーに受諾してもらわなければ始められないというデメリットがあります。内装の変更の自由度も限られているため、どこまで改装できるかを前もって確認しておくことも大切です。
一軒家か集合住宅か
一軒家と集合住宅には、それぞれ違ったメリットとデメリットがあります。一軒家と集合住宅のメリットとデメリットをチェックしましょう。
一軒家
一軒家は、内装や外装を自由にカスタマイズできる点が強みです。自分のスタイルやテーマに合わせてデザインすることで、他の物件との差別化を図ることができます。
さらに、一軒家はプライバシーが確保されやすく、ゲストが他の住人と共有するスペースがないという良さがあります。庭や駐車場がある場合も多く、家族連れやグループ旅行者にとっても魅力的です。
ただし、庭の手入れや建物の修繕など、定期的なメンテナンスが必要となるため、コストや労力がかかることがネックになります。
集合住宅
集合住宅は、都市部や交通の便が良い場所に位置していることが多く、観光客にとってアクセスがいい点が強みです。管理費の内訳にメンテナンスや修繕が含まれるためコストパフォーマンスが高く、初期費用も少なく抑えられるメリットがあります。
一方で、集合住宅には他の住人との共用スペースが存在するため、騒音やプライバシーの問題が発生する可能性があげられます。集合住宅で民泊を行う際は、他の住人との関係や管理規約に注意が必要です。
物件選びでおさえておきたいポイント
最後に物件選びで抑えておくべきポイントは、以下の3つです。
内見に行く際は、これから紹介するポイントを意識してみましょう。
立地
民泊の売上に大きく関わるのが、物件の立地です。空港や街の中心地からのアクセスは、旅行者が宿泊先を探す際の判断材料になりやすいです。
そのため、主要な交通機関へのアクセスの良さや観光スポットに近いかどうかが大きなポイントとなります。アクセスだけでなく、近隣にスーパーやコンビニ、商店街などがあると、さらに利便性が高くなるため、立地にはこだわりましょう。
周辺の観光スポット
民泊の利用者は、観光スポットへのアクセスの良さを重視する人も多いため、物件の近くに人気の観光地があると大きなアピールポイントになります。
例えば、歴史的な名所や美術館、テーマパーク、自然公園などが近隣にあると、宿泊客にとっての魅力が増します。物件周辺の観光スポットを事前にリサーチしておくこともおすすめです。
景色
ゲストは、日常とは違った空間を求めていることがあります。都市部であれば夜景や街並みを一望できる高層階、地方であれば海や山、川などの自然の風景が楽しめる物件は特に人気が高いです。
景色が良い物件は写真映えするため、宿泊客がSNSでシェアすることも期待でき、口コミやリピーターの増加につながります。
まとめ
今回の記事では、民泊物件の探し方について説明しました。民泊物件を探す際には、まず「民泊ができる物件とは?」という基本的な知識を押さえることが重要です。
物件の購入と賃貸の検討をし、物件の種類を決定し、そのうえでいろいろな方法で物件を探していきましょう。
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