【中央区編】賃貸物件で民泊をする際の相場と物件の探し方
中央区は東京の中心地に位置し、国内外からの訪問者にとって人気のエリアです。
アクセス面も良いことから、中央区での民泊に興味がある人も多いでしょう。
しかし、民泊を始めるにあたって、家賃相場や物件の探し方などを知っておく必要があります。
そこで今回は、中央区の家賃の相場や平均稼働率などの民泊市場のデータをご紹介します。
物件選びや料金設定にぜひ活用してみてください。
賃貸物件で民泊はできるのか
賃貸物件での民泊は転貸とみなされるため、オーナーからの転貸許可が必要です。
許可なしに運営すると契約違反となり、運営ができなくなる可能性もあるので気を付けましょう。
物件を探す際には、オーナーに転貸と民泊の運営も可能かどうかを確認することが大切です。
また、近年は民泊ができる賃貸物件を探せるサイトが増えてきているため、民泊可能物件から探してみるのもおすすめです。
転貸と民泊について詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。
関連記事:転貸物件で民泊をするときに必要な手続きや運営のポイント
中央区で民泊を始める際に知っておきたいこと
中央区で民泊を始めたい人は、以下の2点について知っておきましょう。
地域の条例や届出の方法については、あらかじめ把握しておくことで準備がスムーズに進みます。
上乗せ条例
中央区では、区全体で週末しか営業できません。
マンションが多く、平日は区民が不在になることも多いため、月曜日〜金曜日の民泊の実施は制限されています。
週末の稼働のみになるので、高い収益を得るのが難しい場合もあるのがデメリットです。
届出の手順
中央区で民泊を始める際には、民泊新法での届出を行います。
まずは、物件が居住要件や設備要件を満たしているかを確認しましょう。
制限区域に当てはまらないか、マンションの管理規約や転貸に関する契約確認も必須です。
必要な書類を集めて届出が完了すれば、標識を受け取って運営が開始できます。
運営開始後も定期的に報告を行う必要があるため、しっかりとした管理体制を整えることが大切です。
詳しい届出の方法については、中央区のHPをご確認ください。
また、こちらの記事でも必要書類について解説しています。
関連記事:民泊の許可申請のやり方を解説!事前の確認事項と必要書類は?
中央区の賃貸相場
都心3区のひとつである中央区は、家賃相場が高いエリアです。
ワンルーム | 12.1万円 |
1K | 12.1万円 |
1DK | 14.5万円 |
1LDK | 20.6万円 |
主な主要駅の家賃相場は、以下の表の通りです。
日本橋駅 | ワンルーム:14.7万円1K:11.7万円 |
銀座駅 | ワンルーム:15.8万円1K:14.3万円 |
新日本橋駅 | ワンルーム:12.4万円1K:12.1万円 |
月島駅 | ワンルーム:11.8万円1K:9.1万円 |
人形町駅 | ワンルーム:12万円1K:12.1万円 |
東京駅まで徒歩で行ける日本橋や新宿駅まで乗り換えなしでアクセス可能な銀座駅は、家賃が高くなっています。
しかし、新日本橋駅や月島駅のように、便利でありながらも家賃が比較的安い駅もあります。
新日本橋駅は、東京駅や神田駅まで歩いてアクセスできるため、立地が非常に良いエリアです。
中央区の民泊市場
中央区は上乗せ条例もあることから物件数は少なめですが、都心部に位置するため、宿泊単価は高いです。
(データ元:AirDNA)
平均稼働率 | 平均宿泊単価 | 物件数 |
73% | 24,500円 | 281 |
港区や新宿区などの他の主要区に比べると、物件数は300弱しかありません。
稼働率は、1年を通して7割を超えている月が多いです。
競合が少ない点がメリットになる一方で、稼働できる曜日が制限されているので、宿泊単価も考慮して収益が出るかをしっかりと考えることが大切です。
中央区の民泊可能な賃貸物件の探し方
中央区で民泊ができる賃貸物件を探す際は、不動産サイトや民泊専用のプラットフォームを活用できます。
不動産サイトで気になった物件があれば、直接問い合わせて民泊ができるか確認してみましょう。
ただ、賃貸物件は民泊NGなところも多いため、効率良く物件探しをしたい場合は民泊ができる物件を紹介しているサイトの利用がおすすめです。
また、地元の不動産業者に相談して物件の紹介を依頼すると、民泊に適した物件を紹介してくれる可能性があります。
物件の探し方については、こちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ
中央区は、23区の中でも家賃相場が最も高い区のひとつです。
そのうえ、週末しか民泊が営業できないことを考えると、家賃が高いせいで思うように収益が伸びない可能性もあります。
そのため、東日本橋駅や馬喰町駅、月島駅などの比較的家賃が安い駅を中心に、物件を探してみるのがおすすめです。
宿泊単価が高いエリアなので、繁忙期は料金を高めに設定することもできます。
本記事のポイントを踏まえて、中央区での民泊事業の成功に向けた準備を進めていきましょう。
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2024年11月23日
下町の温かみと豊かな自然が魅力の葛飾区は、民泊運営に最適なエリアのひとつです。 しかし、民泊を始めるためには、競合物件の単価や区全体の稼働率などをあらかじめ把握しておくことが重要になります。 そこで今回は、葛飾区の家賃の相場や平均稼働率などの民泊市場のデータをご紹介します。物件選びや料金設定にぜひ活用してみてください。 賃貸物件で民泊はできるのか 賃貸物件での民泊は転貸とみなされるため、オーナーからの転貸許可が必要です。許可なしに運営すると契約違反となり、運営ができなくなる可能性もあるので気を付けましょう。 物件を探す際には、オーナーに転貸と民泊の運営も可能かどうかを確認することが大切です。 また、近年は民泊ができる賃貸物件を探せるサイトが増えてきているため、民泊可能物件から探してみるのもおすすめです。 転貸と民泊について詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。関連記事:転貸物件で民泊をするときに必要な手続きや運営のポイント 葛飾区で民泊を始める際に知っておきたいこと 葛飾区で民泊を始めたい人は、以下の2点について知っておきましょう。 地域の条例や届出の方法については、あらかじめ把握しておくことで準備がスムーズに進みます。 上乗せ条例 民泊を運営する際に気になるのが、上乗せ条例の有無です。 葛飾区には民泊に関する上乗せ条例がないため、民泊新法の180日ルールの中で自由に民泊を運営できます。そのため、他の地域に比べて運営のハードルが低く、民泊を始めやすい環境が整っていると言えます。 また、葛飾区は寅さん記念館や柴又帝釈天、山本亭などの観光名所も多いです。上乗せ条例がないことでホストはより柔軟にサービスを提供でき、地域の特色を活かした民泊運営ができるでしょう。 届出の手順 葛飾区で民泊を始める際には、民泊新法での届出を行います。 まずは、物件が居住要件や設備要件を満たしているかを確認しましょう。制限区域に当てはまらないか、マンションの管理規約や転貸に関する契約確認も必須です。 必要な書類を集めて届出が完了すれば、標識を受け取って運営が開始できます。運営開始後も定期的に報告を行う必要があるため、しっかりとした管理体制を整えることが大切です。 詳しい届出の方法については、葛飾区のHPをご確認ください。 また、こちらの記事でも必要書類について解説しています。関連記事:民泊の許可申請のやり方を解説!事前の確認事項と必要書類は? 葛飾区の賃貸相場 葛飾区の家賃は、東京都の他の区と比べると比較的リーズナブルで、1DKまでは10万円以内で借りられる場合が多いです。 ワンルーム 6.5万円 1K 7.2万円 1DK 7.5万円 1LDK 11.5万円 主要駅の周辺の家賃相場は、以下の表の通りです。 京成高砂駅 ワンルーム:6.2万円1K:7.1万円 新小岩駅 ワンルーム:6.5万円1K:7.3万円 金町駅 ワンルーム:6.1万円1K:7.7万円 青砥駅 ワンルーム:6.4万円1K:7.3万円 亀有駅 ワンルーム:6.5万円1K:7.2万円 一番多く路線が乗り入れてるのは京成高砂駅で、各方面へのアクセスが良く、成田アクセス特急を使えば成田空港まで約35分でアクセスできます。 そのため、観光客や出張で東京へ来る人にとっても便利な滞在先になるでしょう。 葛飾区の民泊市場 葛飾区はRevPARや宿泊単価などが、全体的に高いのが特徴です。 (データ元:AirDNA) 平均稼働率 平均宿泊単価 物件数 72% 25,500円 484 2024年で見ると、8月と9月の稼働率は60%台でしたが、9月以降は再び上がってきています。 また、寝室が2つもしくは3つある物件が全体の半数近い割合を占めているため、リーズナブルな値段で広い物件を借りられる可能性も高いです。 […]
2024年9月18日
皆さんは、民泊に関連する資格や法律がどのぐらいあるのかご存知ですか?事業を始める前に、まずは法律や資格について理解しておくことがとても大切です。 そこで今回は、民泊ビジネスをするにあたって持っておくと便利な資格をご紹介します。資格を取りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。なお、法令などは順次改訂されるため、最新情報を取り入れておきましょう。 民泊をするのに資格は必要? 民泊を運営するうえで、資格は必須なわけではありません。しかし、家主不在型で自分で運営する場合には、住宅宿泊管理者への登録が義務付けられています。 また、住宅宿泊事業法(民泊新法)に基づいた自治体への届出も必要です。他にも、民泊に関連して運営に役立つ資格もあるので確認しておきましょう。 民泊運営であると有利な資格 民泊運営を行うにあたって有利な資格とは、どのようなものがあるのでしょうか?ここでは、持っておくと役立つ資格と要件、取得方法をご紹介します。 事業に役立つ資格があれば、ぜひ取得を検討してみましょう。 宅地建物取引士 宅地建物取引士は、不動産取引に関する専門知識を持ち、契約書の作成や重要事項の説明を行うことができる資格です。 取得要件 取得方法 宅建の資格を持っていると、民泊物件の購入や賃貸契約をスムーズに進めることができるメリットがあります。 民泊適正管理主任者 民泊適正管理主任者は、民泊施設の適正な管理と運営を確保するために必要な知識と技能を持つことを証明する資格です。 取得要件 取得方法 具体的には、施設の衛生管理、安全対策、法令遵守など、民泊運営における基本的な管理業務を適切に行うためのスキルを習得します。実務経験がなくても受けられる資格なので、取得までのハードルが低いのも嬉しいポイントです。 民泊適正管理主任者の資格を持つことで、ゲストに対して安心・安全な宿泊環境を提供することができます。 一級建築士 一級建築士は、建築物の設計や工事監理を行うための国家資格であり、民泊施設の新築や改修工事を自ら設計・監理することが可能となります。 受験資格 取得方法 建物の耐震性や防火対策、バリアフリー対応など、ゲストの安全と快適さを最大限に考慮した設計が実現できます。 旅館業法の図面作成は、細かい規定があるため、一級建築士に依頼することが多く、自分で図面を引きたい場合は資格が必要になります。 受験のハードルは高いですが、二級建築士の資格を持っていたり実務経験を積んだりした方は、取得を検討してみても良いでしょう。 賃貸不動産経営管理士 賃貸不動産経営管理士は、物件の管理や運営に関する法令や実務に精通した専門知識を持つ資格です。 取得要件 取得方法 賃貸物件の維持管理や修繕、清掃など、賃貸不動産に関する幅広い業務のノウハウを身につけられるのが特徴です。 また、賃貸不動産経営管理士の資格を持つことで、賃貸契約の締結や更新、解約手続きなどの法的手続きをスムーズに行うこともできます。 具体的には、適切な賃料設定や空室対策、マーケティング戦略などを考えることで物件の稼働率アップに繋げられます。 管理業務主任者 管理業務主任者は、マンションやアパートなどの集合住宅の管理業務に関する専門知識を持つ資格です。 取得要件 取得方法 受験資格は特にありませんが、登録をする場合は実務経験が必要となります。管理業務主任者の資格は、建物の維持管理や修繕計画の立案、実施に関する知識を持つことができ、民泊物件のメンテナンスを効率的に行うことができます。 マンション管理の知識があると、管理組合から民泊の許可をもらう際に好印象を与えられるでしょう。 自分で民泊を運営したいなら「住宅宿泊管理業者」に登録する 自分で民泊を運営したいなら「住宅宿泊管理業者」に登録しましょう。住宅宿泊管理業者とは、民泊物件の管理を専門に行う業者のことを指し、適切な運営を行うための知識とスキルを持っています。 主な業務内容は、以下の通りです。 住宅宿泊管理業者に登録するためには、いくつかの要件を満たす必要があるため、まずは要件を確認しましょう。 登録要件 登録要件は以下の4つで、いずれかを満たしている必要があります。 上記のどれにも当てはまらない場合は、そもそも住宅宿泊管理業者としての登録はできないため、注意しましょう。 登録方法 住宅宿泊管理業者の資格は、5年ごとに更新しなければいけないため、取得した後も更新は忘れず行いましょう。 住宅宿泊管理業者は要件緩和へ 近年、民泊市場の拡大に伴い、政府は2025年度に国交省令を緩和する方針を発表しています。 緩和条件 必要条件 この要件緩和の背景には、観光業の振興や地域経済の活性化を図る目的があります。 特に、地方都市や観光地では、民泊が地域の宿泊施設不足を補う重要な役割を果たすことになるでしょう。要件緩和で登録へのハードルが低くなるため、より民泊に参入しやすくなります。 民泊を始めるなら知っておくべき3つの運営形態 […]
2025年1月27日
千代田区は皇居や東京駅を中心に、観光地やビジネス街が集まる東京の中心地です。 国内外から多くの観光客が訪れるため、宿泊需要は高い一方で、家賃相場は23区内でもトップクラスの高さを誇ります。 そのため、実際の家賃相場を知って事業計画に活かすことが大切です。 そこで今回は、千代田区の家賃の相場や平均稼働率などの民泊市場のデータをご紹介します。 物件選びや料金設定にぜひ活用してみてください。 賃貸物件で民泊はできるのか 賃貸物件での民泊は転貸とみなされるため、オーナーからの転貸許可が必要です。 許可なしに運営すると契約違反となり、運営ができなくなる可能性もあるので気を付けましょう。 物件を探す際には、オーナーに転貸と民泊の運営も可能かどうかを確認することが大切です。 また、近年は民泊ができる賃貸物件を探せるサイトが増えてきているため、民泊可能物件から探してみるのもおすすめです。 転貸と民泊について詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。関連記事:転貸物件で民泊をするときに必要な手続きや運営のポイント 千代田区で民泊を始める際に知っておきたいこと 千代田区で民泊を始めたい人は、以下の2点について知っておきましょう。 地域の条例や届出の方法については、あらかじめ把握しておくことで準備がスムーズに進みます。 上乗せ条例 千代田区では、運営方法によって区域ごとに制限が異なります。 文京地区と学校周辺など 人口が密集している地域 人口が密集していない地域 家主居住型もしくは管理者が常駐している 週末のみ営業可能 制限なし 制限なし 駆けつけ要件を満たしている家主不在型 民泊不可 週末のみ営業可能 制限なし 文京地区と学校周辺の地域は、家主居住型のみ営業が可能です。 また、家主不在型であっても、駆けつけ要件を満たしていれば自由に民泊ができるエリアもあります。 なお、駆けつけ要件を満たさない家主不在型は、エリアに関係なく民泊ができないので注意しましょう。 駆けつけ要件は、管理者が常駐している場所から物件までが半径700mで、10分以内に駆けつけができることと定められています。 届出の手順 千代田区で民泊を始める際には、民泊新法での届出を行います。 まずは、物件が居住要件や設備要件を満たしているかを確認しましょう。 制限区域に当てはまらないか、マンションの管理規約や転貸に関する契約確認も必須です。 事前周知については、民泊を開始する前日までに行うよう定められています。 必要な書類を集めて届出が完了すれば、標識を受け取って運営が開始できます。 運営開始後も定期的に報告を行う必要があるため、しっかりとした管理体制を整えることが大切です。 詳しい届出の方法については、千代田区のHPをご確認ください。 また、こちらの記事でも必要書類について解説しています。関連記事:民泊の許可申請のやり方を解説!事前の確認事項と必要書類は? 千代田区の賃貸相場 千代田区は、家賃相場がとても高い区です。 ワンルーム 14.2万円 1K 12.9万円 1DK 16.5万円 1LDK 22.6万円 主要駅の平均家賃も合わせて見てみましょう。 東京駅 ワンルーム:13.2万円1K:14.7万円 秋葉原駅 ワンルーム:12万円1K:12.2万円 […]
2024年11月23日
渋谷区は観光客やビジネスパーソンに人気のエリアで、民泊は魅力的なビジネスチャンスになるでしょう。しかし、成功するためには、渋谷区の家賃相場や民泊市場の動向を理解することが重要です。 そこで今回は、渋谷区の家賃の相場や平均稼働率などの民泊市場のデータをご紹介します。物件選びや料金設定にぜひ活用してみてください。 賃貸物件で民泊はできるのか 賃貸物件での民泊は転貸とみなされるため、オーナーからの転貸許可が必要です。許可なしに運営すると契約違反となり、運営ができなくなる可能性もあるので気を付けましょう。 物件を探す際には、オーナーに転貸と民泊の運営も可能かどうかを確認することが大切です。 また、近年は民泊ができる賃貸物件を探せるサイトが増えてきているため、民泊可能物件から探してみるのもおすすめです。 転貸と民泊について詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。関連記事:転貸物件で民泊をするときに必要な手続きや運営のポイント 渋谷区で民泊を始める際に知っておきたいこと 渋谷区で民泊を始めたい人は、以下の2点について知っておきましょう。 地域の条例や届出の方法については、あらかじめ把握しておくことで準備がスムーズに進みます。 上乗せ条例 渋谷区では、文京地区と住居専用地域では、民泊を営業できる期間が決まっています。 制限地域では、以下の期間は稼働できないので注意しましょう。 ただし、制限地域であっても、以下の条件を満たして近隣住民からの苦情に適切に対応できると認められた場合、180日以内の民泊が許可されることがあります。 届出の手順 渋谷区で民泊を始める際には、民泊新法での届出を行います。 まずは、物件が居住要件や設備要件を満たしているかを確認しましょう。制限区域に当てはまらないか、マンションの管理規約や転貸に関する契約確認も必須です。 事前周知については、届出をする7日前までに行うよう定められています。必要な書類を集めて届出が完了すれば、標識を受け取って運営が開始できます。 運営開始後も定期的に報告を行う必要があるため、しっかりとした管理体制を整えることが大切です。詳しい届出の方法については、渋谷区のHPをご確認ください。 また、こちらの記事でも必要書類について解説しています。関連記事:民泊の許可申請のやり方を解説!事前の確認事項と必要書類は? 渋谷区の賃貸相場 渋谷区の家賃相場は、23区の中でも高めです。 ワンルーム 12万円 1K 11.9万円 1DK 17万円 1LDK 22万円 では、移動に便利な主要駅の周辺の相場も見てみましょう。 渋谷駅 ワンルーム:14万円1K:13万円 原宿駅 ワンルーム:16万円1K:13万円 恵比寿駅 ワンルーム:13万円1K:14万円 代々木駅 ワンルーム:12万円1K:12万円 代官山駅 ワンルーム:14万円1K:14万円 ワンルームでも13万円前後と、高いことがわかります。 経費の中で家賃が占める割合が多くなるため、最終的に黒字になるかどうかのシミュレーションが欠かせません。稼働率をもっと上げたいと考えている方は、旅館業も検討してみると良いでしょう。 渋谷区の民泊市場 渋谷区は観光地としての魅力が高く、多くの旅行者が集まるエリアです。 そのため、民泊市場も非常に活発で、特に近年の訪日外国人の増加に伴い需要が高まっています。 (データ元:AirDNA) 平均稼働率 平均宿泊単価 物件数 81% 19,900円 519 平均稼働率は81%と非常に高く、常に人気のエリアであることがわかります。 観光スポットや大型のショッピングエリアも多いため、ゲストにとっては利便性が高いのがメリットです。 […]
2024年9月18日
民泊を始める前に、まずは物件探しで悩んでいる方はいませんか?物件を探すときは、探し方や家を選ぶポイントを知っておくことが大切です。 そこで今回は、民泊物件の探し方やおさえておくべきポイントを紹介します。これから民泊を始める方は是非参考にしてみてください。 民泊ができる物件とは? 民泊用の建物は、民泊ができる条件を満たしていることが重要です。 以上の4つが設けられていなければなりません。 地域の条例や法律に従って適切な手続きを行い、民泊新法に基づいて一定の条件を満たした物件のみが民泊として運営できます。まずは、民泊の物件を選ぶ前に法的要件について確認しましょう。 民泊物件の探し方 民泊に最適な物件を探す際には、いくつかの方法から自分にあった条件のものを見つけることが重要です。通常の不動産会社だけでなく、ポータルサイトなども合わせて比較していくといいでしょう。 不動産ポータルサイトを使う 不動産ポータルサイトを利用して、自分の希望に合った民泊物件を効率的に探しましょう。サイトでは、全国各地の物件情報が豊富に掲載されています。 また、価格帯や立地、間取り、築年数などの条件を指定できるので、細かい絞り込み検索ができます。地図検索機能も提供されているため、物件の周辺環境やアクセスの良さを確認しておくことも大切です。 民泊運営代行業者や民泊仲介業者に当たる 民泊運営代行業者や民泊仲介業者に相談するのもおすすめの方法です。民泊に特化している業者の目線から、物件探しのアドバイスをくれたり運営サポートまでをスムーズに進めてくれたりします。 物件の選定だけでなく、運営に必要な許可取得やインテリアコーディネート、清掃サービスの手配など、運営に関するトータルサポートをしてくれるのも魅力です。 民泊物件専門ポータルサイトを使う 民泊物件専門のポータルサイトを利用するのもひとつの方法です。民泊に特化した物件情報を集約しており、一般的な不動産ポータルサイトでは見つけにくい物件も多く掲載されています。 民泊物件専門ポータルサイトは、検索機能が充実しているのが大きな利点です。地域や価格帯、物件の種類など、細かい条件で絞り込むことができるため、自分のニーズに合った物件を効率的に見つけることができます。 「届出住宅一覧」を参照する 民泊物件を探す際に、自治体が提供する「届出住宅一覧」を参照するのもおすすめです。「届出住宅一覧」とは、各自治体が民泊運営を許可した物件のリストを公開しているものです。 自治体の公式ウェブサイトや自治体の窓口で閲覧が可能で、アパートやマンションが記載されている際は同じ建物内で空き部屋がないか問い合わせることもできます。 物件の所在地や物件の種類、許可の有効期間などが詳細に記載されているため、安心して民泊運営を始めるための基礎情報を得ることが可能です。 空き家を探す 「空き家バンク」を利用して、地方や郊外の多くに存在する空き家を探すこともできます。空き家バンクは、自治体が運営する空き家情報をデータベースから簡単に検索できるものです。 他にも、不動産会社や地元の不動産業者に相談することもおすすめです。空き家をリノベーションすることで独自の魅力を持つ民泊物件にするだけでなく、空き家問題の解消にも繋がります。 民泊物件を探す前に決めること 物件を探す前に、まずは以下の2点について決めておくと希望の家を探しやすくなります。 ここでは、それぞれのメリットとデメリットを解説していきます。 購入か賃貸か 家を購入したいか賃貸物件で民泊を行いたいかを考えてみましょう。 購入 家の購入は、物件の所有権を持つことができるのがメリットです。観光地や人気エリアに位置する物件であれば、将来的な資産価値の上昇で投資としての価値が見込めるでしょう。物件の改装やインテリアの変更など、自分の好みに合わせて自由にカスタマイズできるのも魅力です。 一方で、初期費用が高額になり、長期的なローン返済になるのがデメリットです。また、物件の維持費や修繕費、固定資産税などのランニングコストも考慮しなければなりません。 賃貸 賃貸契約であれば、初期費用をおさえて民泊を始められるのがメリットです。家を買う場合に比べて物件の維持費や修繕費、固定資産税といったコストの負担が少なくなります。 また、賃貸契約期間が終了すると簡単に他の物件に移ることができるため、柔軟な運営ができるのも魅力です。 一方で、民泊運営をオーナーに受諾してもらわなければ始められないというデメリットがあります。内装の変更の自由度も限られているため、どこまで改装できるかを前もって確認しておくことも大切です。 一軒家か集合住宅か 一軒家と集合住宅には、それぞれ違ったメリットとデメリットがあります。一軒家と集合住宅のメリットとデメリットをチェックしましょう。 一軒家 一軒家は、内装や外装を自由にカスタマイズできる点が強みです。自分のスタイルやテーマに合わせてデザインすることで、他の物件との差別化を図ることができます。 さらに、一軒家はプライバシーが確保されやすく、ゲストが他の住人と共有するスペースがないという良さがあります。庭や駐車場がある場合も多く、家族連れやグループ旅行者にとっても魅力的です。 ただし、庭の手入れや建物の修繕など、定期的なメンテナンスが必要となるため、コストや労力がかかることがネックになります。 集合住宅 集合住宅は、都市部や交通の便が良い場所に位置していることが多く、観光客にとってアクセスがいい点が強みです。管理費の内訳にメンテナンスや修繕が含まれるためコストパフォーマンスが高く、初期費用も少なく抑えられるメリットがあります。 一方で、集合住宅には他の住人との共用スペースが存在するため、騒音やプライバシーの問題が発生する可能性があげられます。集合住宅で民泊を行う際は、他の住人との関係や管理規約に注意が必要です。 物件選びでおさえておきたいポイント 最後に物件選びで抑えておくべきポイントは、以下の3つです。 内見に行く際は、これから紹介するポイントを意識してみましょう。 立地 民泊の売上に大きく関わるのが、物件の立地です。空港や街の中心地からのアクセスは、旅行者が宿泊先を探す際の判断材料になりやすいです。 そのため、主要な交通機関へのアクセスの良さや観光スポットに近いかどうかが大きなポイントとなります。アクセスだけでなく、近隣にスーパーやコンビニ、商店街などがあると、さらに利便性が高くなるため、立地にはこだわりましょう。 周辺の観光スポット 民泊の利用者は、観光スポットへのアクセスの良さを重視する人も多いため、物件の近くに人気の観光地があると大きなアピールポイントになります。 例えば、歴史的な名所や美術館、テーマパーク、自然公園などが近隣にあると、宿泊客にとっての魅力が増します。物件周辺の観光スポットを事前にリサーチしておくこともおすすめです。 景色 […]