【台東区編】賃貸物件で民泊をする際の相場と物件の探し方
台東区は浅草や上野といった観光地が多く、国内外からの旅行者に人気のエリアです。
そのため、民泊の需要も高く、観光客向けの物件は高い稼働率を期待できます。
良い条件の物件を見つけられれば、コストを抑えながらの運営が可能になるでしょう。
そこで今回は、台東区の家賃の相場や平均稼働率などの民泊市場のデータをご紹介します。
物件選びや料金設定にぜひ活用してみてください。
賃貸物件で民泊はできるのか
賃貸物件での民泊は転貸とみなされるため、オーナーからの転貸許可が必要です。
許可なしに運営すると契約違反となり、運営ができなくなる可能性もあるので気を付けましょう。
物件を探す際には、オーナーに転貸と民泊の運営も可能かどうかを確認することが大切です。
また、近年は民泊ができる賃貸物件を探せるサイトが増えてきているため、民泊可能物件から探してみるのもおすすめです。
転貸と民泊について詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。
関連記事:転貸物件で民泊をするときに必要な手続きや運営のポイント
台東区で民泊を始める際に知っておきたいこと
台東区で民泊を始めたい人は、以下の2点について知っておきましょう。
地域の条例や届出の方法については、あらかじめ把握しておくことで準備がスムーズに進みます。
上乗せ条例
台東区では、以下のような条例が定められています。
家主居住型または管理者が常駐している住宅 | 制限なし |
家主不在型 | 平日は営業不可 |
家主不在型で運営をする場合は、週末と祝日、年末年始しか稼働できません。
管理者の常駐については、物件内か同じ敷地内、もしくは届出をしている物件と隣接している建物に常駐していることが条件です。
自身が物件を管理できなくても、管理業者などに依頼して条件を満たせないか考えてみましょう。
届出の手順
台東区で民泊を始める際には、民泊新法での届出を行います。
まずは、物件が居住要件や設備要件を満たしているかを確認しましょう。
制限区域に当てはまらないか、マンションの管理規約や転貸に関する契約確認も必須です。
事前周知については、届出をする15日前までに行うよう定められています。
必要な書類を集めて届出が完了すれば、標識を受け取って運営が開始できます。
運営開始後も定期的に報告を行う必要があるため、しっかりとした管理体制を整えることが大切です。
詳しい届出の方法については、台東区のHPをご確認ください。
また、こちらの記事でも必要書類について解説しています。
関連記事:民泊の許可申請のやり方を解説!事前の確認事項と必要書類は?
台東区の賃貸相場
台東区の家賃相場は、23区の中では平均価格です。
ワンルーム | 9.8万円 |
1K | 10.9万円 |
1DK | 12.6万円 |
1LDK | 16.2万円 |
主な主要駅の平均家賃は、以下の表の通りです。
上野駅 | ワンルーム:11.3万円1K:11.9万円 |
浅草駅 | ワンルーム:10.2万円1K:10.8万円 |
蔵前駅 | ワンルーム:10.9万円1K:11.5万円 |
浅草橋駅 | ワンルーム:10.5万円1K:11.6万円 |
田原町駅 | ワンルーム:10.3万円1K:11.4万円 |
巨大ターミナル駅である上野駅は、区の平均価格よりも少し高いですが、観光地として有名な浅草駅は場所によってはリーズナブルな物件を見つけられるでしょう。
蔵前駅や田原町駅も、東京駅や新宿方面にアクセスが良く、家賃も安めになっています。
台東区の民泊市場
浅草や上野など、観光名所が充実している台東区は、観光需要と合わせて宿泊需要も高いエリアです。
(データ元:AirDNA)
平均稼働率 | 平均宿泊単価 | 物件数 |
78% | 26,000円 | 1678 |
物件数は1600と非常に多く、ホテルもあることを考えると競合の数は多くなります。
平均宿泊単価も25,000円を超えており、繁忙期にはさらに単価を上げて売り上げを伸ばすことも可能です。
家賃は安くありませんが、観光地が多く1年を通して集客のチャンスがあるため、集客や値段設定をうまく行うことがポイントです。
台東区の民泊可能な賃貸物件の探し方
台東区で民泊ができる賃貸物件を探す際は、不動産サイトや民泊専用のプラットフォームを活用できます。
不動産サイトで気になった物件があれば、直接問い合わせて民泊ができるか確認してみましょう。
ただ、賃貸物件は民泊NGなところも多いため、効率良く物件探しをしたい場合は民泊ができる物件を紹介しているサイトの利用がおすすめです。
また、地元の不動産業者に相談して物件の紹介を依頼すると、民泊に適した物件を紹介してくれる可能性があります。
物件の探し方については、こちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ
台東区は都心に近く、観光地も非常に多いことから、民泊を始めるのに魅力的なエリアです。
賃貸物件の家賃価格は、東京都の平均もしくはやや高めですが、日暮里駅や鶯谷駅など手頃な価格で賃貸ができるエリアもあります。
制限区域は定められていないので、物件を探すときは範囲を広げて探してみてください。
本記事のポイントを踏まえて、台東区での民泊事業の成功に向けた準備を進めていきましょう。
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2024年9月19日
日本全国で増加する空き家問題は、社会的な課題であると同時に新たなビジネスチャンスとしても注目を集めています。空き家は、そのまま放置するのではなく、アイデア次第でさまざまな形で活用できるのがメリットです。 本記事では、空き家を有効活用するための11つの具体的な方法をご紹介します。伝統的な賃貸やシェアハウスなど、空き家の価値を最大限に引き出す方法を探っていきましょう。 日本での空き家問題 近年、日本では空き家の増加が深刻な社会問題となっています。 総務省の2023年の調査によると、全国の空き家数は過去最多の約849万戸に達しており、これは全住宅の約13.8%に相当します。(総務省)この数字は年々増加傾向にあり、1993年からの30年間で2倍に増えているのが現状です。 空き家が増える地方都市や過疎地域の背景には、少子高齢化や都市への人口集中、経済的な理由などが挙げられます。 空き家は、放置されることで老朽化が進み、景観の悪化や治安の低下、さらには害虫や害獣が発生したりするリスクがあります。 空き家の活用アイデア 近年、国や各地方自治体などが空き家の色々な対策を講じています。 では、空き家にはどんな活用方法があるのでしょうか?11のアイデアとそれぞれのメリットや注意点を解説していきます。 賃貸物件 空き家を賃貸物件として活用することで、所有者は安定した収入源を確保することが可能です。 都市部や観光地に位置する空き家は需要が高いため、適切なリフォームや管理を行うことで、長期的な入居者を見込めます。 しかし、賃貸物件としての定期的なメンテナンスが必要となるため、管理コストがかかるのがデメリットです。 また、入居者がいないと収入が入ってこないので、立地選びが重要になるでしょう。 民泊 空き家を活用した民泊は近年注目を集めていて、需要が高まっています。空き家問題を解消できるうえに、最近はコンセプトが非常にユニークな物件も増えています。自分で料金を決められるので、運営がうまくいくと利益も上がるのがメリットです。 その一方で、国や地方自治体の民泊の法規制が厳しい場合があるため、管理と清掃、適切な運営方法の基盤をあらかじめ作っておくことが大切です。 シェアハウス 経済的な負担を軽減しながら、複数の入居者が共同で生活するシェアハウスは若者や学生に人気があります。住人にとっては家賃が比較的安いこと、オーナーにとっては多数の入居者からの収入を得られるのがメリットです。 空き家をシェアハウスに転用する際は、プライバシー確保をするためのリフォームや設備の整備が重要になります。また、入居者間でのトラブルも気をつけましょう。 店舗用物件 空き家を店舗用物件として活用することは、地域の活性化や新たなビジネスチャンスに繋がります。空き家の立地や特性を活かして古民家カフェやサービス業など、多様な業種を活用することでビジネスに展開でき、集客効果を高めることが期待できます。 空き家を活用するため初期投資を抑えることができますが、景気や立地に大きな影響を受けるので物件選びは重要です。 コワーキングスペース リモートワークやフリーランスの増加に伴って柔軟な働き方を求める人々が増えている今、コワーキングスペースの需要が増加しています。そのため、空き家を使ってコワーキングスペースを運営するのもアイデアのひとつです。 運営する際は、地域のコミュニティ形成や利用者の交流を活性化する工夫をしてみましょう。また、デスクや会議室といったある程度の広さのスペースも必要となってきます。 シェアオフィス 空き家をシェアオフィスとして利用することで、必要な設備やインフラを整えつつ、複数の利用者が共同でスペースをシェアすることでコスト削減になります。 また、フリーランスやスタートアップ企業にとっては、コストを抑えながら快適な作業環境を利用できるのがメリットです。 シェアオフィスの形態は、柔軟な契約条件や多様な利用スタイルが魅力ですが、利用者の入れ替わりが激しいため、しっかりとしたセキュリティー管理が求められます。 介護施設 高齢化社会が進んでいる日本では、介護施設の需要が高いです。地域に根ざした小規模な介護施設は、入居者にとっても安心感を提供し、地域コミュニティとの繋がりを深める役割を果たします。 空き家を改装して介護施設にすることで、必要な設備が整った福祉サービスの提供と社会貢献に一躍かうことができます。その一方で、法規制が厳しく専門知識が必要となる点はデメリットになるでしょう。 アートギャラリー アートギャラリーとして活用することで、地域の文化を豊かにし、アーティストにとっても新たな表現の場を提供できます。古い建物の独特な雰囲気は現代アートとのコントラストを生み出し、訪れる人々に新鮮に映るでしょう。 地域のアーティストやクリエイターと連携し、定期的な展示会やワークショップを開催することで、地域の活性化にも繋がります。 アートギャラリーで集客をするには、展示内容や発信方法もポイントになってくるため、うまく宣伝できるかも大切です。 コミュニティスペース 空き家をコミュニティスペースとして活用することは、地域の人々が集まり交流を深める場に繋がります。コミュニティスペースは、趣味の教室やワークショップ、地域イベントの開催場所として利用され、地域の情報発信の場としても役立ちます。 すでにコミュニティがある場合には運営は簡単ですが、一からコミュニティの運営をする時にはコストや運営方法などに注意が必要です。 お試し住宅 お試し住宅は、住んでみたい地域に短期間でお試しで住めるサービスです。新しい住まいへ引っ越しを考えている人や新しい地域に住んでみたいと考えている人にとって便利な制度で、「お試し住宅」や「お試し移住」と呼ばれています。 お試し住宅では、通常の賃貸物件とは異なり、数週間から数ヶ月の期間で住むことができるため、地域の雰囲気や生活スタイルを実際に体験することができます。 魅力を伝えるいい機会にはなりますが、利用者が常にいるとは限らないため、収益が見込めるかは注意が必要でしょう。 DIY型賃貸借 DIY型賃貸借は、借りる側が費用を出してリフォームや改装を行うスタイルの賃貸です。借りる側はライフスタイルに合わせて自分の好きなように改装でき、オーナーはリノベーションの費用を負担しなくていいというメリットがあります。 また、リノベーションによって物件の価値が向上し、長期的な空き家の維持管理の負担が軽減される可能性もあります。 DIY型賃貸の場合は、トラブルに発展しないように、事前に工事の内容や原状回復についての細かいルールを決めておきましょう。 空き家を活用して民泊をする際の注意点 訪日外国人がここ数年増加傾向にある今、外国人の間で古民家が注目を浴びています。ホテルなどでは味わうことのできない日本らしい過ごし方を体験したい人が増えているのです。 空き家を改装して民泊を行う際は、3つのポイントをおさておきましょう。 リフォームの費用が高くなる場合がある 空き家は長期間放置されていることもあるため、民泊をする際にリフォームやリノベーションが必要になるケースが多いです。 古い建物の場合は構造的な問題や設備の老朽化が見つかることが多く、追加の工事が必要になり、リフォームにかかる費用は予想以上に高くなることがあります。 […]
2024年11月23日
新宿区は、ビジネス街と繁華街に加えて多くの観光スポットがあります。また、アクセスの良さからも国内外からの宿泊需要が非常に高いエリアです。 そんな新宿区で民泊を始めたいと考えている方にとって、物件選びや家賃相場を把握することは非常に大切です。 そこで今回は、渋谷区の家賃の相場や平均稼働率などの民泊市場のデータをご紹介します。物件選びや料金設定にぜひ活用してみてください。 賃貸物件で民泊はできるのか 賃貸物件での民泊は転貸とみなされるため、オーナーからの転貸許可が必要です。許可なしに運営すると契約違反となり、運営ができなくなる可能性もあるので気を付けましょう。 物件を探す際には、オーナーに転貸と民泊の運営も可能かどうかを確認することが大切です。 また、近年は民泊ができる賃貸物件を探せるサイトが増えてきているため、民泊可能物件から探してみるのもおすすめです。 転貸と民泊について詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。関連記事:転貸物件で民泊をするときに必要な手続きや運営のポイント 新宿区で民泊を始める際に知っておきたいこと 新宿区で民泊を始めたい人は、以下の2点について知っておきましょう。 地域の条例や届出の方法については、あらかじめ把握しておくことで準備がスムーズに進みます。 上乗せ条例 新宿区で制限があるのは、住居専用地域です。 住居専用地域では稼働制限があり、月曜日の正午から金曜日の正午までの間は住宅宿泊事業が禁止されています。 一方で、商業地域や工業地域など住居専用地域以外のエリアでは、曜日の制約なく年間180日までの民泊営業が可能です。 これは、住民の生活環境を守りながら観光やビジネス利用を受け入れるためのバランスを図るための対策と言えます。 届出の手順 新宿区で民泊を始める際には、民泊新法での届出を行います。 まずは、物件が居住要件や設備要件を満たしているかを確認しましょう。制限区域に当てはまらないか、マンションの管理規約や転貸に関する契約確認も必須です。 事前周知については、届出をする7日前までに書面で通知をするよう定められています。必要な書類を集めて届出が完了すれば、標識を受け取って運営が開始できます。 運営開始後も定期的に報告を行う必要があるため、しっかりとした管理体制を整えることが大切です。 詳しい届出の方法については、新宿区のHPをご確認ください。 また、こちらの記事でも必要書類について解説しています。関連記事:民泊の許可申請のやり方を解説!事前の確認事項と必要書類は? 新宿区の賃貸相場 新宿区は家賃が高いエリアです。 ワンルーム 9.1万円 1K 10.2万円 1DK 12.5万円 1LDK 17.8万円 ワンルームでも9万円ほどするため、安い物件を見つけるのは難しいかもしれません。 主要駅の平均家賃は、以下の通りです。 新宿駅 ワンルーム:11.7万円1K:12.3万円 高田馬場駅 ワンルーム:9万円1K:10.2万円 四ツ谷駅 ワンルーム:11万円1K:11.8万円 新大久保駅 ワンルーム:9.5万円1K:10.4万円 神楽坂駅 ワンルーム:10万円1K:11.8万円 新宿駅の周辺は家賃が高いですが、新宿三丁目駅や新宿西口駅に徒歩でも行けるため、移動にはとても便利です。 新宿駅以外にも区内には利便性の高い駅が多いので、常に賑わっているエリアや静かな場所など、ターゲットに合わせて物件を選ぶと良いでしょう。 新宿区の民泊市場 ビジネス街から繁華街、観光スポットも多い新宿区は、稼働率も宿泊単価も高いエリアです。 (データ元:AirDNA) 平均稼働率 平均宿泊単価 物件数 80% 27,100円 […]
2025年1月27日
文京区は、都心から近い場所にありながら落ち着いた住環境と都内でも屈指の文京地区として知られているエリアです。 都内の主要駅へのアクセスが良く、観光を楽しめる商業施設も多いです。 家賃相場はエリアによってばらつきがあるため、物件を探したい地域の相場を前もって知っておく必要があります。 そこで今回は、文京区の家賃の相場や平均稼働率などの民泊市場のデータをご紹介します。 物件選びや料金設定にぜひ活用してみてください。 賃貸物件で民泊はできるのか 賃貸物件での民泊は転貸とみなされるため、オーナーからの転貸許可が必要です。 許可なしに運営すると契約違反となり、運営ができなくなる可能性もあるので気を付けましょう。 物件を探す際には、オーナーに転貸と民泊の運営も可能かどうかを確認することが大切です。 また、近年は民泊ができる賃貸物件を探せるサイトが増えてきているため、民泊可能物件から探してみるのもおすすめです。 転貸と民泊について詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。関連記事:転貸物件で民泊をするときに必要な手続きや運営のポイント 文京区で民泊を始める際に知っておきたいこと 文京区で民泊を始めたい人は、以下の2点について知っておきましょう。 地域の条例や届出の方法については、あらかじめ把握しておくことで準備がスムーズに進みます。 上乗せ条例 文京区の上乗せ条例は、以下の通りです。 制限する区域 文京地区住居専用地域住宅地域準工業地域 民泊ができる日 週末のみ 制限区域が区内のほとんどを占めるため、条件が少し厳しいのが特徴です。 週末のみの営業でどれほどの収益を見込めるか、事前に計算をしっかりとしておきましょう。 届出の手順 文京区で民泊を始める際には、民泊新法での届出を行います。 まずは、物件が居住要件や設備要件を満たしているかを確認しましょう。 制限区域に当てはまらないか、マンションの管理規約や転貸に関する契約確認も必須です。 事前周知については、届出をする15日前までに行うよう定められています。 必要な書類を集めて届出が完了すれば、標識を受け取って運営が開始できます。 運営開始後も定期的に報告を行う必要があるため、しっかりとした管理体制を整えることが大切です。 詳しい届出の方法については、文京区のHPをご確認ください。 また、こちらの記事でも必要書類について解説しています。関連記事:民泊の許可申請のやり方を解説!事前の確認事項と必要書類は? 文京区の賃貸相場 文京区の家賃相場は、東京都全体の平均価格より少し高めです。 ワンルーム 10万円 1K 10.2万円 1DK 13.4万円 1LDK 17.3万円 では、主な主要駅の相場も見てみましょう。 本駒込駅 ワンルーム:8.8万円1K:9.7万円 湯島駅 ワンルーム:13.2万円1K:11.8万円 春日駅 ワンルーム:9.2万円1K:10.6万円 護国寺駅 ワンルーム:9.1万円1K:9.7万円 本郷三丁目駅 ワンルーム:13.1万円1K:11.4万円 湯島駅は上野駅まで徒歩で行けるため、交通機関の使い勝手が非常に良い駅です。 本駒込駅は、東京駅や上野駅まで20分ほどでアクセスできます。 本郷三丁目駅と湯島駅は、文京区の中でも東京大学や順天堂大学などがあるエリアなので、家賃も相場より高くなっています。 […]
2024年11月30日
大田区は東京駅や品川駅へのアクセスはもちろん、羽田空港に近いエリアとして宿泊需要が高い街です。しかし、実際の家賃相場が気になる人も多いでしょう。 そこで今回は、大田区の家賃の相場や平均稼働率などの民泊市場のデータをご紹介します。物件選びや料金設定にぜひ活用してみてください。 賃貸物件で民泊はできるのか 賃貸物件での民泊は転貸とみなされるため、オーナーからの転貸許可が必要です。許可なしに運営すると契約違反となり、運営ができなくなる可能性もあるので気を付けましょう。 物件を探す際には、オーナーに転貸と民泊の運営も可能かどうかを確認することが大切です。 また、近年は民泊ができる賃貸物件を探せるサイトが増えてきているため、民泊可能物件から探してみるのもおすすめです。 転貸と民泊について詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。関連記事:転貸物件で民泊をするときに必要な手続きや運営のポイント 大田区で民泊を始める際に知っておきたいこと 大田区で民泊を始めたい人は、以下の2点について知っておきましょう。 地域の条例や届出の方法については、あらかじめ把握しておくことで準備がスムーズに進みます。 上乗せ条例 大田区では制限区域が定められており、区域内では民泊は禁止されています。制限区域外は基本的に民泊ができますが、小中学校の敷地から100メートル以内のエリアにおいては、家主不在型の場合は月曜日の正午から金曜日の正午まで営業が禁止されています。 ただし、家主が住んでいるタイプの家主居住型は上記のルールは適用されません。そのため、家主不在型の場合は特に物件選びに注意が必要です。 民泊新法以外にも、大田区は特区民泊もできるので、旅館業と合わせて最適な運営方法を選んでいきましょう。 届出の手順 大田区で民泊を始める際には、民泊新法での届出を行います。 まずは、物件が居住要件や設備要件を満たしているかを確認しましょう。制限区域に当てはまらないか、マンションの管理規約や転貸に関する契約確認も必須です。 事前周知については、届出をする2週間前までに行うよう定められています。必要な書類を集めて届出が完了すれば、標識を受け取って運営が開始できます。 運営開始後も定期的に報告を行う必要があるため、しっかりとした管理体制を整えることが大切です。 詳しい届出の方法については、大田区のHPをご確認ください。また、こちらの記事でも必要書類について解説しています。関連記事:民泊の許可申請のやり方を解説!事前の確認事項と必要書類は? 大田区の賃貸相場 大田区の平均家賃は、23区の中ではそこまで高くありません。 ワンルーム 7.6万円 1K 8.4万円 1DK 10.2万円 1LDK 13.8万円 主要駅の周辺の家賃相場は、以下の表の通りです。 蒲田駅 ワンルーム:9万円1K:9.3万円 大森駅 ワンルーム:8.5万円1K:9.6万円 京急蒲田駅 ワンルーム:8.5万円1K:9.2万円 馬込駅 ワンルーム:8万円1K:9万円 池上駅 ワンルーム:7.7万円1K:8.1万円 繁華街である蒲田駅やファミリー層に人気の大森町駅の周辺は、相場より少し高めですが、馬込駅や池上駅は安めになっています。 蒲田駅は3つの路線が走っているため交通アクセスが良く、馬込駅は新橋や日本橋などのオフィス街や主要駅までも便利な立地です。 大田区の民泊市場 大田区は羽田空港があるため、宿泊需要が高い地域のひとつです。 (データ元:AirDNA) 平均稼働率 平均宿泊単価 物件数 73% 19,400円 687 京急蒲田駅は羽田空港までわずか10分ほどでアクセスできるほか、蒲田駅や大森駅も30分で空港へ行けるので、宿泊に便利なエリアです。 11月現在の稼働率は73%ですが、1年を通して80%前後をキープしています。 都内の主要エリアと空港の両方へのアクセスが良いため、立地が良く家賃が安い物件を見つけるのがポイントになるでしょう。 […]
2024年11月23日
江東区は水に囲まれたエリアで、都心へのアクセスが良い町です。観光地もオフィス街も多く、幅広い世代に宿泊需要があるのが特徴です。しかし、民泊をするにあたって家賃相場が気になる人もいるでしょう。 そこで今回は、渋谷区の家賃の相場や平均稼働率などの民泊市場のデータをご紹介します。物件選びや料金設定にぜひ活用してみてください。 賃貸物件で民泊はできるのか 賃貸物件での民泊は転貸とみなされるため、オーナーからの転貸許可が必要です。許可なしに運営すると契約違反となり、運営ができなくなる可能性もあるので気を付けましょう。 物件を探す際には、オーナーに転貸と民泊の運営も可能かどうかを確認することが大切です。 また、近年は民泊ができる賃貸物件を探せるサイトが増えてきているため、民泊可能物件から探してみるのもおすすめです。 転貸と民泊について詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。関連記事:転貸物件で民泊をするときに必要な手続きや運営のポイント 江東区で民泊を始める際に知っておきたいこと 江東区で民泊を始めたい人は、以下の2点について知っておきましょう。 地域の条例や届出の方法については、あらかじめ把握しておくことで準備がスムーズに進みます。 上乗せ条例 江東区では、区全体が制限区域となっています。 稼働できるのは土曜日の午後〜月曜日の正午までの週末のみで、平日は民泊の実施ができません。 ただし、祝日はその日の正午〜翌日の正午まで稼働できます。 例えば11月3日の祝日は、3日の午後から4日の午前中までは民泊ができるということです。 基本的に平日は稼働できないため、高い収益を上げるのは難しいでしょう。 届出の手順 江東区で民泊を始める際には、民泊新法での届出を行います。 まずは、物件が居住要件や設備要件を満たしているかを確認しましょう。制限区域に当てはまらないか、マンションの管理規約や転貸に関する契約確認も必須です。 事前周知の日数の指定はありませんが、届出の前に必ず行う準備のひとつです。必要な書類を集めて届出が完了すれば、標識を受け取って運営が開始できます。 運営開始後も定期的に報告を行う必要があるため、しっかりとした管理体制を整えることが大切です。詳しい届出の方法については、江東区のHPをご確認ください。 また、こちらの記事でも必要書類について解説しています。関連記事:民泊の許可申請のやり方を解説!事前の確認事項と必要書類は? 江東区の賃貸相場 江東区の家賃は、23区全体で見るとそこまで高くありません。ワンルームや1Kであれば、10万円以下で借りられる場所も多いです。 ワンルーム 9.3万円 1K 9.7万円 1DK 11万円 1LDK 15万円 主要駅の周辺の相場も見てみましょう。 門前仲町駅 ワンルーム:10.3万円1K:13万円 豊洲駅 ワンルーム:11万円1K:11.5万円 亀戸駅 ワンルーム:9万円1K:9.3万円 東陽町駅 ワンルーム:9.5万円1K:10万円 湾岸エリアの主要駅である豊洲駅は、江東区の中でも少し家賃が高めです。交通の便を重視するのであれば、新宿や渋谷まで30分ほどでアクセスできる門前仲町駅もおすすめです。 亀戸駅は東京駅まで10分、新宿駅までも20分あれば行けるうえに家賃相場も高くないため、狙い目のエリアと言えます。 江東区の民泊市場 では、実際に江東区の民泊の物件数や平均稼働率はどうなっているのでしょうか? (データ元:AirDNA) 平均稼働率 平均宿泊単価 物件数 78% 20,000円 333 江東区には、現在333件の民泊物件があり、エリア別に見ると、亀戸駅や清澄白河に物件が集中しています。 上乗せ条例は厳しいですが、平均宿泊単価は20,000円と23区の中でも高いため、繁忙期の価格設定次第では高い利益が期待できるでしょう。 多くの人が移動する週末や祝日に価格を高めにするほか、競合と差別化を図りながら予約率を上げていくことが重要になります。 […]