【板橋区編】賃貸物件で民泊をする際の相場と物件の探し方
ベッドタウンとしても人気のある板橋区は、都心部だけでなく埼玉県方面へのアクセスも良い地域です。
インバウンドの需要が増えていることに加えて、民泊の開業も増加していますが、開業の前にエリアの家賃相場や宿泊の平均価格も知っておくことが大切です。
そこで今回は、板橋区の家賃の相場や平均稼働率などの民泊市場のデータをご紹介します。物件選びや料金設定にぜひ活用してみてください。
賃貸物件で民泊はできるのか
賃貸物件での民泊は転貸とみなされるため、オーナーからの転貸許可が必要です。
許可なしに運営すると契約違反となり、運営ができなくなる可能性もあるので気を付けましょう。物件を探す際には、オーナーに転貸と民泊の運営も可能かどうかを確認することが大切です。
また、近年は民泊ができる賃貸物件を探せるサイトが増えてきているため、民泊可能物件から探してみるのもおすすめです。
転貸と民泊について詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。
関連記事:転貸物件で民泊をするときに必要な手続きや運営のポイント
板橋区で民泊を始める際に知っておきたいこと
板橋区で民泊を始めたい人は、以下の2点について知っておきましょう。
地域の条例や届出の方法については、あらかじめ把握しておくことで準備がスムーズに進みます。
上乗せ条例
板橋区では、住居専用地域を制限区域と定めており、この区域内では週末と祝日しか営業ができません。
住居専用地域を除いたエリアでは、180日以内で自由に営業が可能です。
また、制限区域であっても、以下の条件を満たしていれば制限の対象外となります。
- 家主居住型
- 管理業者の事務所などが施設から近く、苦情などに迅速に対応できる
上記を満たせる運営スタイルであれば、選択肢の幅が広がるため、一度検討してみましょう。
届出の手順
板橋区で民泊を始める際には、民泊新法での届出を行います。
まずは、物件が居住要件や設備要件を満たしているかを確認しましょう。
制限区域に当てはまらないか、マンションの管理規約や転貸に関する契約確認も必須です。必要な書類を集めて届出が完了すれば、標識を受け取って運営が開始できます。
運営開始後も定期的に報告を行う必要があるため、しっかりとした管理体制を整えることが大切です。
詳しい届出の方法については、板橋区のHPをご確認ください。また、こちらの記事でも必要書類について解説しています。
関連記事:民泊の許可申請のやり方を解説!事前の確認事項と必要書類は?
板橋区の賃貸相場
板橋区の家賃相場は、ワンルームで6.9万円から、1Kで7.8万円が相場です。
ワンルーム | 6.9万円 |
1K | 7.8万円 |
1DK | 9.8万円 |
1LDK | 12.3万円 |
では、主要駅の家賃の平均価格も見てみましょう。
板橋駅 | ワンルーム:7.5万円1K:8.3万円 |
ときわ台駅 | ワンルーム:6.6万円1K:7.6万円 |
地下鉄成増駅 | ワンルーム:7.1万円1K:7.3万円 |
大山駅 | ワンルーム:7.1万円1K:8.4万円 |
板橋区役所前駅 | ワンルーム:8万円1K:8.6万円 |
どの駅も平均家賃は安めですが、板橋駅や板橋区役所前駅などは区の平均価格よりも高くなっています。
また、ときわ台駅は高級住宅街がある街としても有名なため、場所によっては家賃が高いところもあります。
板橋区の民泊市場
以下は、板橋区に登録されている物件数や平均稼働率などをまとめた表です。
(データ元:AirDNA)
平均稼働率 | 平均宿泊単価 | 物件数 |
72% | 17,900円 | 320 |
上乗せ条例はあるものの、物件の数は300以上あります。
2024年11月現在の平均稼働率は72%ですが、ピーク時には80%を超える月もありました。
板橋区は主要ターミナル駅の池袋駅に近いため、ベッドタウンの街として人気です。物件を探すときはスーパーやコンビニなど、買い物ができる場所が充実しているかも考慮して選びましょう。
板橋区の民泊可能な賃貸物件の探し方
板橋区で民泊ができる賃貸物件を探す際は、不動産サイトや民泊専用のプラットフォームを活用できます。不動産サイトで気になった物件があれば、直接問い合わせて民泊ができるか確認してみましょう。
ただ、賃貸物件は民泊NGなところも多いため、効率良く物件探しをしたい場合は民泊ができる物件を紹介しているサイトの利用がおすすめです。
また、地元の不動産業者に相談して物件の紹介を依頼すると、民泊に適した物件を紹介してくれる可能性があります。
物件の探し方については、こちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ
板橋区では、手頃な価格の賃貸物件を選んで運営するのがおすすめです。
特に、池袋駅に近いと移動が便利になるため、駅から近いことに加えてターミナル駅へのアクセスが良いかどうかも物件を選ぶポイントになるでしょう。
本記事のポイントを踏まえて、板橋区での民泊事業の成功に向けた準備を進めていきましょう。
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2024年9月18日
民泊を始める前に、まずは物件探しで悩んでいる方はいませんか?物件を探すときは、探し方や家を選ぶポイントを知っておくことが大切です。 そこで今回は、民泊物件の探し方やおさえておくべきポイントを紹介します。これから民泊を始める方は是非参考にしてみてください。 民泊ができる物件とは? 民泊用の建物は、民泊ができる条件を満たしていることが重要です。 以上の4つが設けられていなければなりません。 地域の条例や法律に従って適切な手続きを行い、民泊新法に基づいて一定の条件を満たした物件のみが民泊として運営できます。まずは、民泊の物件を選ぶ前に法的要件について確認しましょう。 民泊物件の探し方 民泊に最適な物件を探す際には、いくつかの方法から自分にあった条件のものを見つけることが重要です。通常の不動産会社だけでなく、ポータルサイトなども合わせて比較していくといいでしょう。 不動産ポータルサイトを使う 不動産ポータルサイトを利用して、自分の希望に合った民泊物件を効率的に探しましょう。サイトでは、全国各地の物件情報が豊富に掲載されています。 また、価格帯や立地、間取り、築年数などの条件を指定できるので、細かい絞り込み検索ができます。地図検索機能も提供されているため、物件の周辺環境やアクセスの良さを確認しておくことも大切です。 民泊運営代行業者や民泊仲介業者に当たる 民泊運営代行業者や民泊仲介業者に相談するのもおすすめの方法です。民泊に特化している業者の目線から、物件探しのアドバイスをくれたり運営サポートまでをスムーズに進めてくれたりします。 物件の選定だけでなく、運営に必要な許可取得やインテリアコーディネート、清掃サービスの手配など、運営に関するトータルサポートをしてくれるのも魅力です。 民泊物件専門ポータルサイトを使う 民泊物件専門のポータルサイトを利用するのもひとつの方法です。民泊に特化した物件情報を集約しており、一般的な不動産ポータルサイトでは見つけにくい物件も多く掲載されています。 民泊物件専門ポータルサイトは、検索機能が充実しているのが大きな利点です。地域や価格帯、物件の種類など、細かい条件で絞り込むことができるため、自分のニーズに合った物件を効率的に見つけることができます。 「届出住宅一覧」を参照する 民泊物件を探す際に、自治体が提供する「届出住宅一覧」を参照するのもおすすめです。「届出住宅一覧」とは、各自治体が民泊運営を許可した物件のリストを公開しているものです。 自治体の公式ウェブサイトや自治体の窓口で閲覧が可能で、アパートやマンションが記載されている際は同じ建物内で空き部屋がないか問い合わせることもできます。 物件の所在地や物件の種類、許可の有効期間などが詳細に記載されているため、安心して民泊運営を始めるための基礎情報を得ることが可能です。 空き家を探す 「空き家バンク」を利用して、地方や郊外の多くに存在する空き家を探すこともできます。空き家バンクは、自治体が運営する空き家情報をデータベースから簡単に検索できるものです。 他にも、不動産会社や地元の不動産業者に相談することもおすすめです。空き家をリノベーションすることで独自の魅力を持つ民泊物件にするだけでなく、空き家問題の解消にも繋がります。 民泊物件を探す前に決めること 物件を探す前に、まずは以下の2点について決めておくと希望の家を探しやすくなります。 ここでは、それぞれのメリットとデメリットを解説していきます。 購入か賃貸か 家を購入したいか賃貸物件で民泊を行いたいかを考えてみましょう。 購入 家の購入は、物件の所有権を持つことができるのがメリットです。観光地や人気エリアに位置する物件であれば、将来的な資産価値の上昇で投資としての価値が見込めるでしょう。物件の改装やインテリアの変更など、自分の好みに合わせて自由にカスタマイズできるのも魅力です。 一方で、初期費用が高額になり、長期的なローン返済になるのがデメリットです。また、物件の維持費や修繕費、固定資産税などのランニングコストも考慮しなければなりません。 賃貸 賃貸契約であれば、初期費用をおさえて民泊を始められるのがメリットです。家を買う場合に比べて物件の維持費や修繕費、固定資産税といったコストの負担が少なくなります。 また、賃貸契約期間が終了すると簡単に他の物件に移ることができるため、柔軟な運営ができるのも魅力です。 一方で、民泊運営をオーナーに受諾してもらわなければ始められないというデメリットがあります。内装の変更の自由度も限られているため、どこまで改装できるかを前もって確認しておくことも大切です。 一軒家か集合住宅か 一軒家と集合住宅には、それぞれ違ったメリットとデメリットがあります。一軒家と集合住宅のメリットとデメリットをチェックしましょう。 一軒家 一軒家は、内装や外装を自由にカスタマイズできる点が強みです。自分のスタイルやテーマに合わせてデザインすることで、他の物件との差別化を図ることができます。 さらに、一軒家はプライバシーが確保されやすく、ゲストが他の住人と共有するスペースがないという良さがあります。庭や駐車場がある場合も多く、家族連れやグループ旅行者にとっても魅力的です。 ただし、庭の手入れや建物の修繕など、定期的なメンテナンスが必要となるため、コストや労力がかかることがネックになります。 集合住宅 集合住宅は、都市部や交通の便が良い場所に位置していることが多く、観光客にとってアクセスがいい点が強みです。管理費の内訳にメンテナンスや修繕が含まれるためコストパフォーマンスが高く、初期費用も少なく抑えられるメリットがあります。 一方で、集合住宅には他の住人との共用スペースが存在するため、騒音やプライバシーの問題が発生する可能性があげられます。集合住宅で民泊を行う際は、他の住人との関係や管理規約に注意が必要です。 物件選びでおさえておきたいポイント 最後に物件選びで抑えておくべきポイントは、以下の3つです。 内見に行く際は、これから紹介するポイントを意識してみましょう。 立地 民泊の売上に大きく関わるのが、物件の立地です。空港や街の中心地からのアクセスは、旅行者が宿泊先を探す際の判断材料になりやすいです。 そのため、主要な交通機関へのアクセスの良さや観光スポットに近いかどうかが大きなポイントとなります。アクセスだけでなく、近隣にスーパーやコンビニ、商店街などがあると、さらに利便性が高くなるため、立地にはこだわりましょう。 周辺の観光スポット 民泊の利用者は、観光スポットへのアクセスの良さを重視する人も多いため、物件の近くに人気の観光地があると大きなアピールポイントになります。 例えば、歴史的な名所や美術館、テーマパーク、自然公園などが近隣にあると、宿泊客にとっての魅力が増します。物件周辺の観光スポットを事前にリサーチしておくこともおすすめです。 景色 […]
2025年1月27日
品川区は、羽田空港や新幹線の停車駅に近いことから、東京滞在の拠点にしやすいエリアです。 高い稼働率が期待できますが、区の条例と合わせて家賃の相場も知っておくことが大切です。 そこで今回は、品川区の家賃の相場や平均稼働率などの民泊市場のデータをご紹介します。 物件選びや料金設定にぜひ活用してみてください。 賃貸物件で民泊はできるのか 賃貸物件での民泊は転貸とみなされるため、オーナーからの転貸許可が必要です。 許可なしに運営すると契約違反となり、運営ができなくなる可能性もあるので気を付けましょう。 物件を探す際には、オーナーに転貸と民泊の運営も可能かどうかを確認することが大切です。 また、近年は民泊ができる賃貸物件を探せるサイトが増えてきているため、民泊可能物件から探してみるのもおすすめです。 転貸と民泊について詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。関連記事:転貸物件で民泊をするときに必要な手続きや運営のポイント 品川区で民泊を始める際に知っておきたいこと 品川区で民泊を始めたい人は、以下の2点について知っておきましょう。 地域の条例や届出の方法については、あらかじめ把握しておくことで準備がスムーズに進みます。 上乗せ条例 品川区において、1年で180日まで自由に民泊ができるのは近隣商業地域と商業地域です。 その他の地域は制限区域とされ、平日は稼働できません。 祝日が平日の場合も民泊はできないので気を付けましょう。 ただし、商業地域と近隣商業地域に当てはまる範囲が狭いため、慎重に物件を選ぶ必要があります。 用途地域については、区のHPからマップにアクセスできます。 届出の手順 品川区で民泊を始める際には、民泊新法での届出を行います。 まずは、物件が居住要件や設備要件を満たしているかを確認しましょう。 制限区域に当てはまらないか、マンションの管理規約や転貸に関する契約確認も必須です。 事前周知については、届出をする前に行うよう定められています。 必要な書類を集めて届出が完了すれば、標識を受け取って運営が開始できます。 運営開始後も定期的に報告を行う必要があるため、しっかりとした管理体制を整えることが大切です。 詳しい届出の方法については、品川区のHPをご確認ください。 また、こちらの記事でも必要書類について解説しています。関連記事:民泊の許可申請のやり方を解説!事前の確認事項と必要書類は? 品川区の賃貸相場 品川区の賃貸の相場は、東京都の平均家賃と同じくらいの値段です。 ワンルーム 9万円 1K 9.7万円 1DK 12.5万円 1LDK 17.6万円 では、主な主要駅も見てみましょう。 大井町駅 ワンルーム:9.3万円1K:9.7万円 五反田駅 ワンルーム:10.7万円1K:10.6万円 武蔵小山駅 ワンルーム:9.3万円1K:10.5万円 青物横丁駅 ワンルーム:9.6万円1K:10万円 大崎駅 ワンルーム:9.1万円1K:10万円 大井町駅と五反田駅は区を代表する主要駅であり、それぞれ3つの路線が通っているため、都心に限らず羽田空港方面へのアクセスも良好です。 青物横丁駅は品川駅まで4分と好アクセスなので、ビジネス目的での滞在にも非常に便利です。 品川区の民泊市場 では、実際の品川区の民泊市場はどのような数字になっているのでしょうか? 以下の表は、平均稼働率や物件数をまとめたものです。 (データ元:AirDNA) […]
2024年11月23日
江東区は水に囲まれたエリアで、都心へのアクセスが良い町です。観光地もオフィス街も多く、幅広い世代に宿泊需要があるのが特徴です。しかし、民泊をするにあたって家賃相場が気になる人もいるでしょう。 そこで今回は、渋谷区の家賃の相場や平均稼働率などの民泊市場のデータをご紹介します。物件選びや料金設定にぜひ活用してみてください。 賃貸物件で民泊はできるのか 賃貸物件での民泊は転貸とみなされるため、オーナーからの転貸許可が必要です。許可なしに運営すると契約違反となり、運営ができなくなる可能性もあるので気を付けましょう。 物件を探す際には、オーナーに転貸と民泊の運営も可能かどうかを確認することが大切です。 また、近年は民泊ができる賃貸物件を探せるサイトが増えてきているため、民泊可能物件から探してみるのもおすすめです。 転貸と民泊について詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。関連記事:転貸物件で民泊をするときに必要な手続きや運営のポイント 江東区で民泊を始める際に知っておきたいこと 江東区で民泊を始めたい人は、以下の2点について知っておきましょう。 地域の条例や届出の方法については、あらかじめ把握しておくことで準備がスムーズに進みます。 上乗せ条例 江東区では、区全体が制限区域となっています。 稼働できるのは土曜日の午後〜月曜日の正午までの週末のみで、平日は民泊の実施ができません。 ただし、祝日はその日の正午〜翌日の正午まで稼働できます。 例えば11月3日の祝日は、3日の午後から4日の午前中までは民泊ができるということです。 基本的に平日は稼働できないため、高い収益を上げるのは難しいでしょう。 届出の手順 江東区で民泊を始める際には、民泊新法での届出を行います。 まずは、物件が居住要件や設備要件を満たしているかを確認しましょう。制限区域に当てはまらないか、マンションの管理規約や転貸に関する契約確認も必須です。 事前周知の日数の指定はありませんが、届出の前に必ず行う準備のひとつです。必要な書類を集めて届出が完了すれば、標識を受け取って運営が開始できます。 運営開始後も定期的に報告を行う必要があるため、しっかりとした管理体制を整えることが大切です。詳しい届出の方法については、江東区のHPをご確認ください。 また、こちらの記事でも必要書類について解説しています。関連記事:民泊の許可申請のやり方を解説!事前の確認事項と必要書類は? 江東区の賃貸相場 江東区の家賃は、23区全体で見るとそこまで高くありません。ワンルームや1Kであれば、10万円以下で借りられる場所も多いです。 ワンルーム 9.3万円 1K 9.7万円 1DK 11万円 1LDK 15万円 主要駅の周辺の相場も見てみましょう。 門前仲町駅 ワンルーム:10.3万円1K:13万円 豊洲駅 ワンルーム:11万円1K:11.5万円 亀戸駅 ワンルーム:9万円1K:9.3万円 東陽町駅 ワンルーム:9.5万円1K:10万円 湾岸エリアの主要駅である豊洲駅は、江東区の中でも少し家賃が高めです。交通の便を重視するのであれば、新宿や渋谷まで30分ほどでアクセスできる門前仲町駅もおすすめです。 亀戸駅は東京駅まで10分、新宿駅までも20分あれば行けるうえに家賃相場も高くないため、狙い目のエリアと言えます。 江東区の民泊市場 では、実際に江東区の民泊の物件数や平均稼働率はどうなっているのでしょうか? (データ元:AirDNA) 平均稼働率 平均宿泊単価 物件数 78% 20,000円 333 江東区には、現在333件の民泊物件があり、エリア別に見ると、亀戸駅や清澄白河に物件が集中しています。 上乗せ条例は厳しいですが、平均宿泊単価は20,000円と23区の中でも高いため、繁忙期の価格設定次第では高い利益が期待できるでしょう。 多くの人が移動する週末や祝日に価格を高めにするほか、競合と差別化を図りながら予約率を上げていくことが重要になります。 […]
2024年9月17日
一軒家で民泊運営を始める時、どのぐらいの相場で始められるものなのでしょうか?今回は、具体的に費用を提示しながら一軒家で民泊をする際の相場を説明していきます。 必要な費用を合算していくことで、実際の運営のイメージがつきやすくなります。また、抑えられる出費についても解説していきますので、参考にしてみてください。 一軒家で民泊を始めるときの費用相場は? 民泊を一軒家で始める際に懸念されるのが初期費用です。マンションなどと比べて費用が高くなる傾向にありますが、まずは具体的にどのくらいの費用がかかるのかを把握しておくことが大切です。 今回は、3000万円の物件を購入した場合を想定して、必要な費用をご紹介します。 家の購入費 家の購入費は、民泊を始める際の最も大きな初期投資のひとつです。物件の価格は地域や立地によって大きく異なりますが、一般的には数百万円から数千万円の範囲です。 首都圏の物件の場合、大体の目安の金額は以下の表の通りです。 購入 賃貸(賃料/管理費) 新築物件 3500~5000万円 – 中古物件 1000~3000万円 10~20万円 購入時には、印紙税や不動産取得税、仲介手数料、登録免許税、登記費用などの物件価格の数パーセントに相当する諸費用も考慮する必要があります。 印紙税 印紙税は、売買契約書やその他の文書に貼付する印紙に対して課される税金です。 一軒家を購入する際には、売買契約書または住宅ローン契約書に印紙税を一度だけ貼付することが義務付けられています。印紙税の値段は、契約金額に応じて変動します。 契約金額が1,000万円以下 1万円 1,000万円を超え5,000万円以下 2万円 5,000万円を超え1億円以下 6万円 1億円を超え5億円以下 10万円 購入する物件の価格を考慮し、印紙税の負担を初期費用に見積もることが重要です。 参考記事:国税庁 不動産取得税 不動産取得税は、土地や建物を取得した際に課される税金です。物件の評価額に基づいて計算され、一般的には取得価格の3%程度が目安とされています。 具体的な税額は地域によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。 また、一定の条件を満たす場合には軽減措置が適用されることもあるので、税務署や専門家に相談することをおすすめします。 仲介手数料 一軒家を購入する際には、仲介業者を通じて物件を探すことが一般的です。 仲介業者を利用した場合は仲介手数料が発生し、金額は物件の購入価格に対して一定の割合で計算されることが多いです。 例えば3000万円の物件であれば、物件価格(税抜き)×3.3%+ 6万6000円の計算となり、約105万円が相場とされています。 登録免許税 登録免許税は不動産の登記に関連するもので、物件を購入した際に支払いが発生する費用です。土地や建物の所有権を登記するために一度のみ払うもので、税率は物件の評価額に基づいて計算されます。 評価額の0.4%が登録免許税として課税されるため、3000×0.4%=12万円となります。特例措置が適用される場合の金額は、軽減税率0.15%となるので、3000×0.15%=4万5千円です。 登記費用 登記費用は、不動産の所有権を公的に証明するために必要な費用です。登記所(法務局)の登記簿に登録が行われることで、法律的なトラブルを避けることができます。 登記費用は種類や枚数によって変動しますが、1通につき480円~600円がかかります。また、登記の登録手続きを司法書士に依頼した場合、5~10万円前後かかります。 参考記事:法務省 ローン借入費用 ローンを組んで一軒家を民泊にすることが多く、借入費用には、金融機関による保証料や事務手数料が含まれます。金利は借入額に応じて変動するため、長期的な月々の返済計画を立てる際に重要な要素の一つです。 融資手数料には、定額型の3万~6万円程度の設定と、定率型の借入金額の2.2%の設定があります。 ローン借入には保証料が通常発生しますが、フラット35などを利用することで、保証料が無料になるのでおすすめです。物件の購入価格や借入額に応じて異なるため、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。 消防設備 宿泊施設としての安全性を確保するために、火災報知器や消火器の設置が消防法で義務付けられています。一般的に設置費用は、20~30万円程度です。 以下のものが設置されていないと民泊の届け出が受理されないので、注意してください。 火災報知器は各部屋に設置と定期的な点検が必要であり、消火器は容易にアクセスできる場所に配置し、使用方法を宿泊客に周知することが大切です。 参考記事:消防庁 […]
2025年1月27日
文京区は、都心から近い場所にありながら落ち着いた住環境と都内でも屈指の文京地区として知られているエリアです。 都内の主要駅へのアクセスが良く、観光を楽しめる商業施設も多いです。 家賃相場はエリアによってばらつきがあるため、物件を探したい地域の相場を前もって知っておく必要があります。 そこで今回は、文京区の家賃の相場や平均稼働率などの民泊市場のデータをご紹介します。 物件選びや料金設定にぜひ活用してみてください。 賃貸物件で民泊はできるのか 賃貸物件での民泊は転貸とみなされるため、オーナーからの転貸許可が必要です。 許可なしに運営すると契約違反となり、運営ができなくなる可能性もあるので気を付けましょう。 物件を探す際には、オーナーに転貸と民泊の運営も可能かどうかを確認することが大切です。 また、近年は民泊ができる賃貸物件を探せるサイトが増えてきているため、民泊可能物件から探してみるのもおすすめです。 転貸と民泊について詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。関連記事:転貸物件で民泊をするときに必要な手続きや運営のポイント 文京区で民泊を始める際に知っておきたいこと 文京区で民泊を始めたい人は、以下の2点について知っておきましょう。 地域の条例や届出の方法については、あらかじめ把握しておくことで準備がスムーズに進みます。 上乗せ条例 文京区の上乗せ条例は、以下の通りです。 制限する区域 文京地区住居専用地域住宅地域準工業地域 民泊ができる日 週末のみ 制限区域が区内のほとんどを占めるため、条件が少し厳しいのが特徴です。 週末のみの営業でどれほどの収益を見込めるか、事前に計算をしっかりとしておきましょう。 届出の手順 文京区で民泊を始める際には、民泊新法での届出を行います。 まずは、物件が居住要件や設備要件を満たしているかを確認しましょう。 制限区域に当てはまらないか、マンションの管理規約や転貸に関する契約確認も必須です。 事前周知については、届出をする15日前までに行うよう定められています。 必要な書類を集めて届出が完了すれば、標識を受け取って運営が開始できます。 運営開始後も定期的に報告を行う必要があるため、しっかりとした管理体制を整えることが大切です。 詳しい届出の方法については、文京区のHPをご確認ください。 また、こちらの記事でも必要書類について解説しています。関連記事:民泊の許可申請のやり方を解説!事前の確認事項と必要書類は? 文京区の賃貸相場 文京区の家賃相場は、東京都全体の平均価格より少し高めです。 ワンルーム 10万円 1K 10.2万円 1DK 13.4万円 1LDK 17.3万円 では、主な主要駅の相場も見てみましょう。 本駒込駅 ワンルーム:8.8万円1K:9.7万円 湯島駅 ワンルーム:13.2万円1K:11.8万円 春日駅 ワンルーム:9.2万円1K:10.6万円 護国寺駅 ワンルーム:9.1万円1K:9.7万円 本郷三丁目駅 ワンルーム:13.1万円1K:11.4万円 湯島駅は上野駅まで徒歩で行けるため、交通機関の使い勝手が非常に良い駅です。 本駒込駅は、東京駅や上野駅まで20分ほどでアクセスできます。 本郷三丁目駅と湯島駅は、文京区の中でも東京大学や順天堂大学などがあるエリアなので、家賃も相場より高くなっています。 […]